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<筆者profile>


AKIRA SUZUKI
'76年生まれ/AB型
USAGI-CHANG RECORDS代表
レーベルプロデュースと併せて、作・編曲、エンジニアリングなども行う。
現在MISSWONDAの2ndアルバムを製作中。
UK NEW WAVEからアンダーグラウンドなテクノ・ハウスまで様々な音楽を好みます。具体的にはココとかココのfriendを参照。
<SNS>
mixi / myspace
<demo>
1/2/3/4
RSS1.0
「歌とワインといろいろな声」MISSWONDA

「虹の彼方へ」未知(macdonald duck eclair)

「microckのツッパリ西遊記 コンソメ味」micro mach machine

「Latest Review」AKI (USAGI-CHANG RECORDS)
4/27(日)
昨日からクロックジェネレーターっていう、デジタル機器のシンク・クロックを発信する機器のテストをしていて、ちょっと音の立ちが変わった、でも奥行きが減った、とかちょーマニアックな世界(笑)。しかも当然ケーブルでも変わる。元々機器ごとの変化もわずかなので、接続間のワードクロックケーブルや電源ケーブルもおろそかに出来ません。っていうか変化のファクター、レベルみたいなものってケーブルの変化とかと同じくらいじゃん?!って思ってしまう程で、それにしてはコストパフォーマンス悪いものです。ADとかと同じく。しかしかと言って各々の効果は結局各々でしか出せない気がするのでややこしい。効果はかぶってても、補いは出来ないみたいなイメージ?
そんな感じで、まだバシッとこれっていう機器やシステム構築方法は発見出来てません。今までのでいい気がしてきた。そしてドル安のタイミングで海外の業者から取り寄せたとんでもないブツが遂に到着。これを使って製作中のmisswondaアルバム等のmixに更に磨きをかけます。

PJ Harvey/White Chalk
こないだ書いたGoldfrappの新作がとても良かったので、(たしか共同)プロデュースしてたflood(ナインインチネイルズ、U2、etc..)プロデュース関連で、こちらもわりと新しく昨年後半発売。いやースバラシイです。ひたすらこの感じのみ(試聴はiTunesなどで)って感じですが、この感じが良いので全部同じで最高。PJ Harvey毎回かなり感じ違うぽいですよね。

Ida/Lovers Prayers
僕ウチでゴハン食べてる時もテレビ見る率は3割程度であとは音楽聴いてるんですが、ゴハン作ったり食べたりする時に聴きたい音っていうのがあって。テクノとかは完全に無くて(笑)やっぱおだやかな空気感のシンガーソングライターぽいのが多いんですが、これもそんな感じです。ポストロック流れかどうかとかそういうのは関係無い感じ。

Various/Speicher Cd: 2
前に3を買ってたコンパクトのサブレーベルKompakt ExtraのMIXCDシリーズ。3が良かったので一個前のも買ってみた。コアなディープ・ミニマル〜テックハウスですがとてもセンスが良いです。ジャケも大好き。2004年10月発売って随分前だけど、そんなに気にならなかった。リズムキットのEDIT感が今よりもうちょっと素ぽいかなとか、そんな程度。
4/24(木)
Donna Lewis/In The Pink
I Love You Always Forever(ラブ・ユー・オールウェイズ)から12年。早い。どうにも好きになれない2ndは僕の中では無いことになっているので、ほんとに久しぶりの新作だったのですが、聴くのが嬉しいような恐いような、買うのどうしようかちょっとためらっちゃった感じ。もしガックシで自分の中で永遠の名盤の「Now In A Minute」のイメージまで崩れちゃったりしたらどうしよう、みたいな。昔好きだったコに再会しなきゃ良かった的な、あの感じ(?)。でも聴いて良かった。よくわからないトリッキー(的)なアレンジが2、3割ちりばめられており、一旦引きますが、6、7割はホントに美しく、細かいことは打ち消してくれます。1stの美感に通ずるものが蘇っていて、おもわずグッときてしまいました。ベストトラックは8かなぁ。3、6、9もかなり。心配してた音(1stは96年っていう色んな意味でとても良い時期だったので、今のデジタル質感で良い世界観が損なわれてないかっていう)もすごく良くて、1stとも違う、ここにしかない世界観があって不思議な感覚。でもやはりこの空間を演出するアンビエント系のギターは1stと同じ人で、エンジニアはやはりkevin killen(ピーターガブリエルSoとかジュエルとか)だった。やっぱこの人はすごい。何かあるもん、この空間に。
ヒットから12年も経って、インディーで日本版も出ず、もはや誰も知らないことになってるんだろうけど(自分は日本で買うの何人目だろうとか余計な心配をしてしまいます(笑))やっぱこの人は特別だなぁ、自分にとってはこの有機的な感覚は他には無いものです。まだこれからも新作を出してくれるだろうか。楽しみに待ちたいと思います。
4/23(水)
Bruce Springsteen/Born In The Usa
Huey Lewis & The News/Sports - Remaster
再び今更ながらの名盤2枚。”アメリカ大好き”って感じ。これもブルーアイドソウル視点なんですねー。ロックンロール〜(としての)R&Bってルーツを考えたら繋がるけども・・。自分にはホール&オーツくらいまでのイメージでしたね〜。あ、ブルーススプリングスティンは自分で勝手に借りてきただけだった...。ガイドにあったものでは無いようです。これ、どちらも以前に書いた名盤の臭いぷんぷんで素晴らしいです。名盤のオーラをもらう為だけでも所有する価値アリ(笑)。
4/21(月)
昨日は(今準備中の)新企画で一緒にやるK君の作業場にてNさん交えて諸々打ち合わせ。今MISSWONDAのプロジェクトと併せてK君Nさんのプロジェクトの共同プロデュースをしてるわけなんですが、今まで僕がしてきたプロデュース・ワークと言うと、どちらかと言うとエグゼクティブ・プロデュース(要は金出す人って意味だけど・・)と言うか、アーティストが既にアーティスト内で完結していて、アーティスト性の方向付けが必要無いケースが多かったんですが、今やっている2つのプロジェクトともバンドをやっているように一緒に方向性を考えていて、非常に面白いです。そしてその2つのプロジェクトの感覚が、元々近いものを持ち合わせているのですが、より共有出来るものが見えてくるといいなと、この先が楽しみな感じです。
関係無いけど先週後半からカゼをひいてます。もうほとんど治りましたが、今カゼなんかひく時期かよ〜と、あまりの虚弱ぷりにがっくし。なんか身体がしょぼいので、1年くらい前から病気履歴を付けてみているのですが、カゼはほぼ半年に1回のスパンでひいてますね。キレイにほぼ半年ごと。これが多いのか少ないのか結局よくわかりません。普通くらいか。それ以外にも中途半端な持病がいくつもあって、結局いつもなんかしらあるぽい。たいしたことないと言えばたいしたことないけど。


Talking Heads/Remain In Light
Red Hot Chili Peppers/Red Hot Chili Peppers (Rmt)
今更ながらの名盤2枚。なんとブルーアイドソウルのガイドブック(ミュージックマガジン増刊。萩原健太氏の監修)に紹介されてたのですが、ブルーアイドソウルという枠が自分のイメージしてたものより随分と広くて驚き。しかしトーキング・ヘッズはやはりポスト・パンク視点でかっこよい。レッチリ実はまともに聴いたことありませんでしたが、元祖ミクスチャー(かわかんないけど、時期からしてかなり先駆けかと)としてスバラシイものを感じました。ビースティーと似た感触がしましたね。
4/16(水)
V.A./Computer Incarnations For World Peace II (CISCO)
ソナーコレクティヴの色々あるV.A.シリーズの1つで前作も買ってました。前作はたしかコズミックぽくイタロ(ディスコ)みたいな方向だった気がするんだけど、今回はオレアリックって感じの(笑)。たまにこの地下ぽい雰囲気聴くと何ともいえない気持ちになっていいですわー。Lexxとか前アナログ買ってたくらい好きでしたね。Todd Terje & Prins Thomasもモロにそっち。このコンピ収録の半分くらいのアーティストは何等かの作品持ってますねー。

Cut Copy/In Ghost Colours
こちらはmyspaceで1年くらい前に出会い、そのあざとさにニヤニヤしてたエレクトロ方面の。HMVとかだと普通の値段なのに何故かamazonでシングルのような価格で売られていた。意味不明。myspaceで結構聴いてたのでもう改めてニヤニヤはしませんでしたが、全編このネオサイケぽい感じでやってるんだなぁ。何と言ってもこの声だしね(笑)。ニューロマっていうよりネオサイケだよなぁ。僕の世代で小さい時から洋楽派では無い場合、エコー&ザ・バニーメンとかよりやっぱバクチクって感じ(笑)。何か知人曰く、こういうNEW WAVE&それ以降のリバイバル系は終わりかけているらしく。終わるというか、90sまで突き進んで90年代半ば以降になるとどうなっちゃうのかなってのは思ってましたが。その頃流行ってたダンスミュージックだとドラムンベースとか?ドラムンリバイバルするかなぁ。ダブステップはリバイバルしてるのとはまた違うんでしょかね。アブストラクト〜トリップホップは何となく再構築される気がする。まあそれは関係無い話しなんだけど、エレクトロの昨今について、大御所のテクノの人とか雑誌のインタビューなんかでよくどう思いますか?的に振られてたり、なんか遠回しに発言してたりってよく見られますね。適当に組み合わせで新しい風にしてるだけで、ただの祭り騒ぎだ、とか(笑)。友好的な意見のアーティストもいますけどね。そもそもこんな複雑になっちゃって、今更何が新しいとかオリジネーターとかわからないので、僕は新鮮に聴こえるかどうかくらいでしか考えてません。新しくなきゃいけないとかは思わないけど、新鮮に聴こえず、普遍的な良さも無ければやっぱダメだろうなぁ。あ、その流行ってるシーンのものがどうとかって話しじゃなくて、音楽自体ね。どこに取り柄があるの?って話しになっちゃうもん。リスナーとしては先鋭的なものと普遍的なもの、どっちも聴いていきたいって思います。
4/11(金)
昨日はhear japanという海外向けの邦楽配信サイトのnathan氏と打ち合わせ。今レーベルが動いていないので正直最初はあまり興味のある話しでは無かったのですが、説明がとてもわかりやすく好印象でした。まだ立ち上げたばかりとのことですが、是非頑張って欲しいと思いました。現状なかなか日本のインディー等が海外の方に正規のカタチで買ってもらえる機会が無いので(あってもフレキシブルさとか無くて結局広がりが難しいことになってる)、配信でも全世界に円滑に流れたらスバラシイなと。
nathan氏との会合後、続けて坂本君と軽く曲の打ち合わせ。軽くのはずがいつも通りかなり話しが熱くなってしまい、だいぶ長居してしまいました。現状完全に地下に潜ってるような状態ですが、どんどん音楽は楽しくなってますね。なんといってもやっぱ2年以上の時間をかけて微妙にもどんどん変化させてきた自宅スタジオがすごい。その間1つ1つ色んなことを理解したり解き明かしたりして地道に進んできた感じです。どんどんリリース用の音源を詰めながら、最近でも更にシステム上の音質向上の方法論を発見したり、どんどん進化してるんですよね。まあべつにそういう意味のいい音っていうのはもうメジャーで確立されてるわけで、特に新しい何かとかいうことでは無いんですが、自分の所で気持ちのいい音が出来る環境がどんどん構築されていくのが面白いし、直接やる気に繋がってスバラシイ感じです。特に昔からこだわってた、(ただ音質を良くしたいとかってことじゃない)世界観とか深み・味を出せる方向にどんどんなって来ているのがスバラシイ。ていうか、僕がやりたいことは自分でそういう深みのある音源を作りたいっていう、それだけですからね(笑)。
話し関係無いんだけど、一昨日近所の大きな大学病院に血液検査の結果を聞きに。ここ1週間くらいとある検査でちょこちょこ病院に行ってまして。普段健康診断もしてないので、なんか感染症でもあったらどうしよう?!とか、心気症レベルにガクブルものでしたが(苦笑)何も無くとりあえず健康でした。ほとんど基準値内。なんかアルコールで反応する肝臓関連の値が高値ギリギリでしたが、そんなに飲んでないんだけどな。強くないわりに結構好きってなっちゃうとダメージあって損ぽいですよね、酒。
レコードは相変わらずある程度買ってますが、ブラコンを結構掘ってあとはピーターガブリエルをほとんど買ったり(笑)。
エレクトロモノとか新譜もチェックしてますが、amazonとかHMVの予約がたまって送られて来ないのばかりで。バランス悪いです。

Peter Gabriel/Plays Live (Pps)(Rmt)
80sのライブ。初期プログレの頃の曲も良い曲あるんですよねー。disc1trk4のファミリースナップショットとかかなりやばい。ソルスベリーヒルはさすがに知ってました。オリジナルに入ってるアナログシンセかメロトロンみたいなストリングスが、またバランスいい感じなんですよね。

Huey Lewis and The News

何かピーターガブリエルとか聴いてたからか好きな温度感が再構築されててウケます(笑)。
4/4(金)
友達と花見の予定が都合が合わず流れてしまいそうな気配。自宅近辺に桜ある所が多いので先週今週と沢山目に焼きつけましたが、花見もしたかったな〜。花粉症だけど。

Goldfrapp/Seventh Tree
知人からのオススメで。前作があまり気に入らなかったので、スルーしてたんですが、今作はほんっといい。単純に好みの問題だけど、諸々のバランスが、好き過ぎる。元々の持ち味のちょっとゴスっぽいとことヨーロピアンテイスト(ここまでは前作も同じだったんだけど、それで普通にエレクトロで何かっていう面白味は感じてなかった)に、今回はかなりアコースティックよりで。反対にちょっとだけエレクトロの要素が引き立つし、その上でやっぱ弦とかアコギとかこの美感と相まって美し過ぎる。60s的要素も70sのブルーアイドソウルみたいな要素も全部うまく飲み込まれてる感じで、新旧の感覚とかじゃなく良い感じ。ゴシック的妖艶なサイケ感みたいなのも曲によってちゃんと出てきてまたいい雰囲気。マドンナ的とか英国的とか好きな要素満載で最高でした。こないだのカイリーももういいかなと思ってたら意外に良かったし、イマイチと思った次のこそチェックしたほうがいいのかも。路線変えてくる可能性あるということで(まあカイリーのは別に路線は変わってなかった気もしますが(笑))。
4/3(木)
インディーなので特に解散とか活動停止とか言ってなくて、ひっそり自然消滅?でも僕が生きてて音楽続ける意志はあるので何かは続くかも、的なSOCOPOですが、2ndをリリースしてからもうすぐ4年、おかげさまでまずまず売れたので廃盤になってる1st(リリースから7年。早い)が結構レア化してるようで、ヤフオクとかamazonとか見たら1万円くらいの値段がついてたり。買う人いるんだろうか。。1万ってだいぶやり過ぎな気もしますが、100円投げ売りよりは悪い気しないもんですね(笑)やっぱ。
myspaceアカウント作ってupしちゃおうかなとか思ったりもしてましたが、何かレアってのもいいのでそのまま封印しとこうかなと思います。2nd以上によりいなたくつたないですが、曲は良いです。2nd聴いて1万出しても1st聴きたいと思ったらオクとかで買ってあげて下さい。僕はレアなレコードに1万出したことは無いですけど・・。
1万の価値があるかどうかを僕が言うことも出来ないですが、1st、2ndともに僕の培ってきたソングライティングの感性とその時の瞬間だから出来たっていうマッチングがあって、2枚あわせてメインの歌もの10曲あったかどうかくらいの内容だったけど、そのメインの歌モノに関して言うと均等にホントに僕の中から曲が書けていたなっていう実感はあります。20代のあの時にしか出来ない(はず)のあの蒼い感じ、2枚目に関して言うと曲を書いた時からリリースまでだいぶ時間が開いてしまっていて、それをリリースする時は随分葛藤があったけど、でもやっぱ出して良かった。今はもう恥ずかしくて自分で聴くことは出来ないけど(どうしても聴いてみたくなったらサイクロンのカバーの曲だけちょびっと聴きます。人の曲だから恥ずかしさが落ちる(笑))人生のその時にしか出来ない記録を、ちょっとはズレたけどその時に出していて良かった。もし今まで出さずに置いといたらさすがにもう出せないもんなぁ。2枚目完成させる時で既にかなり大変でした、あのヤケクソ感はかなり無理矢理押したっていう結果でもある(笑)。あの頃、友達のアーティストが皆出そうみたいな勢いになっていた時で、その力をかなり借りました。そういうものが無かったらそのまま完成させられなかったかもしれない。なので、その時の人達にも感謝です。
そんな感じでSOCOPOに関してはある意味満足してるけど、でも音楽やってる自分っていう個の意味では全然で、なので30代は1生恥ずかしくなく残せる作品を出していきたいと思っています。向上心はずっと続くと信じているけど、とりあえず一旦ここまで音楽やってきた人間として恥ずかしくないものを残さねば。売れる売れないは全く関係ありません(笑)。ある日ぼーっと歩いてて車にひかれて死んじゃうかもしれないし、そんなことがもしあったら成仏出来ない(笑)。やりきって終わり!とかそういうものじゃ当然無いんだけど、これから作っていくものに関してはそういう心構えで向かいたいと思っています。
話しがそれてしまったんだけど、そんなもう動いてないSOCOPOなんですが、何かプリクラの筐体のBGMとして2ndから2曲程使われることになり。もう出てるんだろうか、わからないけど。
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